夏バテは肉体の不調?
実は夏バテには医学的定義はなく、主な原因は自律神経の不調だそうです。
夏は外気温の上昇で深部体温が上昇しやすく、屋内外での大きな温度差があることで体温調節の指令等である自律神経の活動が激しくなり、脳の温度も上昇し中枢の機能がオーバーヒートしてしまいます。
そうなると脳は自律神経の働きの低下を感じ、あえて”体の疲労”として自覚させ自律神経中枢に負荷がかからないように抑制します。
これが、夏に感じる疲労感=夏バテとなります。
では、冬も温度差があるから同じかと思ってしまいそうですが、冬は自律神経中枢が酷使されても脳の温度上昇が低く抑えられているので夏のようにはなりません。
そして夏バテ予防に最適なのは睡眠です。
自律神経を休ませ脳の温度上昇を抑え、低下した働きを回復するには睡眠しかないからです。
今年も酷暑の上に電気代の高騰と厳しい状況ですが、睡眠で回復させるために重要なのが“寝汗をかかない&いびきをかかない”ことだそうです。
クーラーを使い適切な温度を保って快適に睡眠出来る環境作りがとても大切です。
夏バテ予防は熱中症予防にも繋がります。
元気に今年の夏も過ごしていけるよう気をつけてお過ごしください。