ストレスで頭痛や体調不良になることは、多くの方がご存じだと思います。
でも実は、旅行や大きなイベントのあとに体調を崩すことも、身体の反応としては同じような仕組みだと言われています。
「ストレス発散のために旅行へ行くのに、それもストレスなの?」
なんだか腑に落ちないですよね。
実は、身体にとっての「ストレス」は、嫌なことだけではありません。
楽しい旅行やイベントも、普段とは違う刺激を受けるという意味では、身体にとってはストレスの一つなのです。
身体は旅行中も「頑張るモード」
ストレスがかかると、
- アドレナリン
- ノルアドレナリン
- コルチゾール
などのホルモンが分泌され、交感神経が優位になります。
つまり身体は「頑張るモード」です。
旅行中はテンションも高くなりやすく、
- いつもより食べたり飲んだりする
- 長時間歩く
- 睡眠不足になる
- 時差がある
- 海外などでは開放感や緊張感もある
楽しい時間でも、普段以上に身体は頑張り、知らないうちに負担がかかっているんです。
頭痛や体調不良が帰宅後に起こる理由
旅行が終わり、自宅へ戻ると、身体はストレスから解放され、一気に緊張がゆるみます。
この急激な変化によって、頭痛や体調不良が起こることがあります。
海外では、このような現象を「レットダウン頭痛(Let-down headache)」という考え方で説明されることもあります。
旅行だけではありません。
- 仕事が一段落した後
- 試験が終わった後
- イベントが終わった後
- 介護や看病が落ち着いた後
いわゆる「休みになると具合が悪くなる」現象です。
身体は頑張っている最中よりも、安心した時の方が悲鳴を上げることがあります。
ぜひ、このことを覚えておいてください。
帰宅後も身体をいたわってあげましょう
旅行は楽しい反面、身体には想像以上の負担がかかっています。
帰宅後も、
- 疲れが抜けない
- 首や肩が張る
- 頭が重い
- 胃腸の調子が戻らない
- 眠っても疲れが取れない
という状態が続くことがあります。
まずは十分な睡眠や水分補給を心がけ、無理に予定を詰め込まず、できるだけ普段の生活リズムに戻してあげましょう。
鍼灸は自律神経のバランスを整え、身体の緊張を緩めることもできますので、旅行後のケアに取り入れてもらえると嬉しいです。
(時差ボケにもおすすめですよ!)
「いつもの疲れ」と違う時は、まず医療機関へ。
ただし、旅行後だからといって、すべての頭痛や体調不良が疲れによるものとは限りません。
激しい頭痛や嘔吐、痛みが継続している時は「旅の疲れだろう」と自己判断せず医療機関を受診してください。
この反応は旅行だけでなく、仕事や試験、大きなイベントのあとなど、「頑張ったあとに体調を崩しやすい」という方にも当てはまります。
夏休みは旅行や帰省などで生活リズムが変わりやすい季節です。
旅行中も無理をしすぎず、適度に休息を取りながら、楽しい夏をお過ごしください。
おすすめのツボ
旅行後の疲れが気になる時は、次のツボをやさしく押したり、お灸をするのもおすすめです。
無理に強く押す必要はありません。気持ち良いと感じる程度で十分です。
・足三里(あしさんり)
疲労回復や胃腸の働きを整えたい時に。
・湧泉(ゆうせん)
全身の疲れや足のだるさ、元気が出ない時に。
・関元(かんげん)
気力・体力の回復や、お腹の冷えが気になる時に。
⸻
代々木上原
kubota鍼灸院


