*長文です*食について

まず、今回のブログは個人的見解です。
個人や特定の物をを批判批評しているものではありません。
その事をご理解いただいたうえでお読みいただくと嬉しいです!

”鍼灸師”
この仕事を始めてみて、色々考えさせらる事があります。
その一つとして食生活についてです。

東洋医学に求めて来る方で”ナチュラル””薬を使わない””菜食”の思考への傾倒が強い方がいます。
正直、各個人の方の考えですので正解はないと思っています。
併せて、私は医師ではなので診断など明確なことは言えません。

今回は食について感じていることです。
基本的に私は何でもあり、良いとこどりのゆる〜い主義です。
東洋医学的もしくはナチュラル志向が強い方にはがっかりされると思います…苦笑

私はこの仕事を始める前の食生活は少しですが菜食主義に近い食生活でした。
ざっくりですが、外食以外のタンパク質はほぼ植物性でした。
牛乳もほぼ取らず乳製品はヨーグルト、動物性も卵が時々ぐらいです。
例外は外食時には制限せず何でも食べていました。
ちなみに今も主食は穀物(小麦系)より米系が好みです。
これはグルテンフリーという事ではなく経験からの選択です。

そして、現時点での私の食生活はできる限り動物性タンパク質をとることを意識しており、プロテインドリンク、プロテイン製品も取り入れいます。ここ数年で摂取量は増えています。
ここまで書くと流行りに乗っているだけに聞こえますね。
書いてる自分もそう思ったくらいです(笑)。

では、なぜ私が菜食から動物性タンパク質をとるようになったのかと言うと、患者さんを通して考え方が変わったからです。理由、理屈、根拠とかではなく、とにかく肌感覚で感じたからです。

患者さんの中に菜食主義の方も多く何も疑問を感じていませんでしたが、同世代の患者さんで活力があり、血色も良い方々の食生活を聞いてみると、肉、魚、乳製品など制限せず動物性タンパク質を毎食取っている方々が多かったのです。

そこで私の中で動物性タンパク質は食べたほうが良い?という疑問でした。

疑問に思ったのは菜食系の患者さんご本人は健康と言うのですが、顔色や問診時の体調が良い時が少ないことです。疲れやすい、風邪を引きやすい、眠りが浅い、疲れるなど肉体的、やる気が起きない、イライラするなど精神的にも弱りやすい感じがしていました。

当然、鍼灸院なので不調があって来院されているのですが、食事制限していない患者さんの方が肉体的不調(怪我)などが多く、精神面は安定していたからです。

自分自身に置き換えても、風邪を引きやすい、いつも疲れている、顔色も悪い、冷えが強いなど何かしらありましたが、気持ちは元気だったので他の人より少し体力がないくらいの意識でした。

でも、自分と似たような生活をしている患者さんたちと接していけばいくほど、精神的にも肉体的にも健康に見えなくなり、他人から見た自分が同じ状況だったのでは?と認識したことが食生活や考え方を変えるキッカケになりました。

私は菜食主義やその他の主義を否定しているのではありません。
もちろん、元気で健康な方もいますしアレルギーなどの理由で選択は自由です。でも、体質にあっていないのに意識だけが囚われてしまっている人をみると、もう少し柔軟に考えてみれば良いのになと感じることはあります。

健康に関する情報は巷に溢れかえっています。テレビでも健康系番組が多く、とても全部は把握できません。日々流行りもあり、本を読んでみてもどれを信じていけば良いのか分からなくなり、何が正解なのか正直わかりづらいです。

私自身も自分が絶対正解とは思っていませんが、患者さんにお伝えする時は自身で経験したことをお話ししています。でも、それもその方に合うかどうかは試してみないと分からないのですが、少なくとも情報の横流しではないです。むしろ、患者さんの方が知識が豊富なくらいですからw

現時点で私が 言えるのは至極一般的なことです。
今食べている物、手にとっている物が自分達の体を作っていることを意識してみてください。です。手にとった商品、食材で自分の細胞が成り立っていると考えた時にどう感じるかで判断してみることです。

おまけは食日記です。
食べた物、その日気分、体調を簡単に書き留めておくと、不調になった時に意外と共通しているのを食べていたりします。そして、その逆もわかります。

ある患者さんが、健康になりたいと大豆製品を多くとっていたのですが、なかなか思うように良くならない。でも、体に良いと信じて続けていたのですが、風邪を引き食欲がなく数日大豆製品を食べずにいたところ、とても体が軽く調子が良くなったそうです。試しに、大豆製品を取る週と取らない週を作ってみたら明らかに取らない週の方が具合が良かったそうです。本人も結果に驚いていました。

だいぶ、話が長くなってしまいましたが、私は自分の体の声を聞いてみて判断すれば良いと思います。スーパーフード、東洋医学でも何でも試せば良いんです。その結果、満足できる効果を感じるのであれば取り入れば良いですし、何も変化が感じられないのであれば無理して続ける必要もないです。 

今食べている物や方法で体と心が健やかになっていればそれが正解ですし、歳を重ねたりとその時の状況で臨機応変に対応すれば良いと私は思っています。お酒も飲みますし、ジャンクフードも食ベることもあります!考え方もこれからも変わっていくかもしれません!

でも、食べることは日々のことなので、難しく考えず楽しく美味しくいきましょう〜
(結局最後はこれにつきますw)

長文、最後まで読んでいたただきありがとうございました!

不妊治療助成金

厚生労働省のホームページにもありますが、今年(2021年)の1月から不妊治療助成金支援が少し変わりました。
ざっくりというと所得制限の撤廃、助成金額が15万から30万に、女性回数が生涯で通算6回だったのが、1子ごと6回までになりました。但し、対象年齢は現行のまま43歳未満です。

まず所得制限が撤廃になったり、30万まで金額が上がったのも嬉しいですし、
回数についても2人目以降も適用されるようになったのも大きいかと思います。
とは言え、年齢だけは変更されなかったのが残念です。。 菅さんが総理大臣就任時に不妊治療の保険適用を掲げていましたが、その運用も2022年4月以降ということらしいのでまだ1年以上先です。 今頑張っている人たちにとって1年とはとても長いので正直少しがっかりしましたが、でも本当に色々な部分で保険適用になればこれからの人たちにはとても助かることなのでできる限り良い形で着地してほしいと思います。 不妊治療とお金の問題は切っても切り離せないことです。 お金の部分で解決できることが出来ればもっと治療に取り組める人たちが増えますし、
精神的負担も少し軽くなると思います。

不妊治療についての話題になるとネガティブな意見が多く出て来ますが、
現状を知って欲しいですし、分からない未来をマイナスにするのではなくプラスにする為に考えて欲しいと思っています。

でもでも、とりあえず改善されて嬉しいです!

助成金の詳細は厚生労働省のHPを確認してみてくださいね。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000047270.html

筋肉痛に乳酸は関係なかった。。

筋肉痛と言えば乳酸でしょ。

と思ってませんか?私もそうでしたー!

実は最近の研究で乳酸は全く無関係だったと判明しているそうです。痛みの主な原因は筋を繋ぎ止める結合組織の損傷で、筋線維でも乳酸でもなかったのです。

(詳細は割愛させて頂きます!)

予防策は1週間から前日までに行うプレコンディショニングが今のところ確実らしく、ストレッチは効果が無いとのことです。

とは言え、日頃からマメに体を動かす事を意識したり、ラジオ体操とかでも効果あるかもしれませんね。

五十肩ではなかった

昨年末に五十肩だと思っていたが、実は首からくる痛みだったのです。
週一で首を含めた全身治療してもらい、自分でも首周りに鍼をしたり、小豆カイロで首を温めたりしながら1ヶ月ほどで痛みもなく、今は全く気になりません。但し、私自身は鍼に慣れているので太めの鍼&刺激が多めになっています。(5番〜10番くらいを使い分けてます)

きっと同じような方も多いと思うので、気になる方はお気軽にご相談ください。
もちろん、私と同じではなく様子を見ながら鍼や刺激量は調整しますのでご安心ください。

大切なのは普段から首を冷やさず温かくしてあげる事。
ネックウォーマーなど上手く活用してくださいね。

精子も老化するの?!

不妊治療となると”女性側の原因”と考える方が多いと思います。

でも、実際には2017年の世界保健機関の調査によると、男性のみが原因24%、男女両方ともが24%と合わせると48%と約半数は男性にも原因があると言われています。

そして、卵子の老化ばかり言われていますが、男性も35歳を過ぎてくると精子の質は低下してきます。精子もきちんと老化しています。

でも、病院では運動率や数は問題ないって言うし、精子は毎日作られるので新しいから卵子とは違うよね…?

実は多くの病院では精子については運動率や数の検査になりますが、顕微レベルでみると頭が欠けていたり、中が空洞だったり、尻尾が短い、切れているなど異常な精子がとても多く、ここまで調べてくれる病院はまだ少ないです。

例えば…

•20歳の工場から20歳の材料で作られる
•35歳の工場から35歳の材料で作られる
•メンテナンスを35年間をしていない工場で管理もされていない材料で作られている
•35年間日々メンテナンスを怠らずきちんと管理されていた材料で作る

天の邪鬼さんもいるかと思いますが、私は20歳の工場、35年間メンテナンスしている工場の商品を選びます。

そうです、私も若いほう、もしくはきちんと管理している方が良いとは思っています。

そして男性の場合、生活改善、食事の改善や運動等をすると3ヶ月位で精子の質が上がってきます。
早い人だと1ヶ月くらいで変化があったりしたり、身体も健康的になって一石二鳥です!

今一度、ご自身の精子に向き合ってみませんか?

不妊に対する鍼灸治療について

不妊鍼灸治療に来る方は色々と試しても良い結果が出ず、最後に鍼灸を選択してきたと言う方も少なくないです。

鍼灸治療をしたから必ず妊娠する。と断言は出来ませんが、きちんと通院している方はやはり良い結果が出やすい傾向にあります。

特に体外受精に取り組んでいる方には、少なくとも週に1回を3〜6ヶ月は続けて欲しいです。

理由としては、体質を上げていくのは簡単ではありません。コツコツとした積み重ねが大事になります。併せて、長い間の不妊治療による薬の使用により、卵巣が疲れてしまっている方も多いからです。

ダイエットも一時的に頑張ると痩せるかもしれませんが、リバウンドもしやすく逆に太ってしまう事が多いですよね。でも、少しずつ無理せず減量していった方はリバウンドも少なく、健康的な状態をキープしやすくなるのと同じようなイメージです。

細かい事で言えば、基礎体温がキレイな二層性の状態が3ヶ月続くと以降の卵子の質は上がってくると言われており、この時点で少なくとも3ヶ月必要なのです。そして、二層性になるように身体を作っていくための時間が必要になってくると言う事です。

薬により、採卵数は増えるかもしれませんが、質が良くなっている訳ではないです。多くの方が個数にこだわってしまいがちですが、中身の質が良くないと結果的には意味がないです。

私がいつも患者さんには『数年後に後悔しないために、ご主人や他の人とは関係なく、ご本人が後悔なくやりきって欲しい』と話しています。

もちろん、体外受精などは高額治療ですし、その上、毎週鍼灸治療に通う費用も重なるのは経済的にキツいのも充分理解しています。

でも、不妊治療は“今”この瞬間が一番大事なんです。後でも先でもなく“今”なんです(林先生みたいですが…)。

不妊治療は努力しても結果が必ずでるわけではなく、正解がないのも事実です。
これが、いつも私が思う不妊治療の大変さだと思っています。

脂肪腫にも鍼灸

脂肪腫に鍼。イボにはお灸でしたが、今回は鍼で。
頭の傷の部分が膨らみ、病院での診断は脂肪腫。
特に問題はないけど、髪をあらうたびに気になってしまうとのこと。

そこで、顔用の鍼で脂肪腫を囲むように固まりの下の方に鍼を入れていく治療を続けました。治療の度に小さくなり、美容師さんにも指摘されたそうです。

患者さんが喜んでくれると私も嬉しいです。 
但し、できものには沢山種類があり、病院での治療が必要な物もあったりします。
診断を受けてからの治療になりますのでよろしくお願いします。

♪ 写真は治療イメージです♪

捻挫の治療

捻挫の治療は鍼灸だけではなく、吸い玉を使うこともあります。
先ずは腫れを取り、治療1〜3回は数日以内に来て頂き、
以降は状態を見ながら決めていきます。

捻挫は早めの対応で予後が違います。
もちろん、整形外科でレントゲンを撮って骨に異常がないかを確認してください。
骨に問題が無ければ鍼灸治療もすぐに対応できますのでご相談ください。