痛風、リウマチ

痛風やリウマチも鍼灸です。

先日、痛風の様な症状でいらした方が来院しました。もともと痛風持ちで薬ではコントロールしていたのですが、今回数値は上がっていないのに足の親指が腫れ、痛みを訴えていました。

一瞬、偽痛風?リウマチ?と色々な事が駆け巡りましたが、レントゲンで石灰化はしていないとのこと、リウマチの血液検査の結果待ちとの事だったので、先ずは症状を軽減する治療を優先しました。

1度目の治療でかなり痛みや腫れも引いてきたので、問題はない様子。その後の来院では痛みはだいぶ軽減したものの、まだ違和感のような痛みや腫れが残っている状態。血液検査の結果ではリウマチはほぼ陰性、痛風であろうという診断だったそうです。

初回と同様、腫れと痛みをとる治療と併せて痛風に対しての治療も本格的に加えていきました。この治療を2週間に1回のペースで行ない、数回で症状がほぼ無くなりました。

現在は生活に支障もなく、気にすることも少なくなっているとの事。ただ、お仕事でお酒を飲む機会が多く、できる限り気をつけてはいるようですが、痛みがないとつい過信して飲む量が増え、徐々に違和感を感じてくることもあるそうです。

患者さんが来て頂けるのは治療院としては有難いのですが、良くなると無理してしまう方には少々の痛みや違和感を残しておく方が良いのかもしれない??と複雑な気持ちが少々。。

とはいえ、どんな状態でも患者さんが元気に日々過ごしてもらえることを一番に考えて治療していますのでご安心ください!

陣痛促進のお手伝い

「なかなか産まれない…」

妊婦さんは常にマイナートラブルを抱えていますが、出産間際で言えば予定日を過ぎても兆候がない事ではないでしょうか。

もちろん、自然分娩で予定日通りに来ることはあんまり無いですし、初産であれば遅れる事もしばしば。ど~んと構えて、ベビーが出てきたいタイミングに任せてあげるのが良いとは考えています。

とはいえ、何も動きがないと不安にもなりますし、帝王切開も出来れば避けたい…と言う方も多いです。

鍼灸でむりやり早める事は出来ませんが、きっかけとしての促すお手伝いはしています。
細かい説明は置いておいて、陣痛がいつ来るのかと緊張と不安になっている身体を温めたり緩めていく事で無駄な力が抜け、陣痛がスムーズにくる感じがしています。

早い方だと治療翌日から陣痛が始まり、その日の治療がキャンセルになったことも。病院から電話をしてきてくれて、お互いで笑いあったのは良い思い出のひとつです。

出来れば促進のみで初めての鍼灸院に行くのではなく、出産前に治療を数回受けた事がある、もしくは受けて頂きたいです。妊婦さんや治療者にとって、すごく大切な事だと考えています。

妊娠自体は病気ではないですが、出産は命懸けです。そんな妊婦さん達の良い出産が出来るよう、少しでもお役に立てれば嬉しいです。